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星とニット、二人のブローチ

December 9, 2015

 

 

 

※「星とニット」は2015年に行われた展示会です

 

 

「星とニット」

 

誰かの気配が残されたニットたち

鋏をいれ

ひと針、ひと針、縫い合わせ

記憶を更新させていく

 

空を見上げると何億光年先で瞬く星

手をのばして

そっと、星をつかみ ニットにあしらった

キャンドルの灯のようにやわらかな光が記憶を照らしだす

 

一直線につながっている 過去と未来

その間で

私は 今、このときをおもう

 

 

 

=====

 

 

bergさんと田中友紀さんに二人展をして頂くにあたり書いた詩です。

 

今回、お二人にはコラボ作品としてブローチをつくることをお願いし、2種類のブローチが生まれました。

 

 

 

 

最初にうまれたブローチは、丸いクッション型のブローチ。

まず、bergさんがブローチの土台となるクッションを15種類ほど作り、それらを田中さんへ送ります。

ひとつ、ひとつ色合いや、素材の質が異なるクッションたち…

田中さんはそこから浮かぶイメージを真鍮・洋白・銅の三種類の金属の板でそれぞれのクッションに

合うボタンの形を作ります。

 

出来上がったボタンとクッション組み合わせて、bergさんへ送り返します。

bergさんは返ってきたボタンとクッションのバランスを見ながら位置を決めて縫い合わせます。

 

 

 

bergさん

「クッションとボタンが返ってきたとき、その組み合わせがすごく新鮮で。こう来るか!って(笑)

自分だけの好みだけだと偏るよね?私だったら合わせなさそうな色の組み合わせがきたことで、

そこから抜け出せたかな。縫い合わせるときは、ボタンの向きや位置のことは悩みませんでした。

ブローチ自体は、どういう向きで付けてもらっても構わないのだけど、自分なりの正常な位置が

あるとしたらどこにボタンがついていたらバランスがいいかなとパズルのようにイメージして。」

 

 

 

次に制作したブローチは、無造作に端切れを合わせたかのように見える、

通称「ひらりブローチ」。

 

 

こちらは、初めて打ち合わせをした際に持ち合った端切れを組み合わせたときの

イメージから作られました。

 

 

 

 

 

クッション型が作られる順番とは逆に、田中さんがボタンを送り、bergさんが布を組み合わせて

土台を作りました。

 

田中さんのボタンは、それぞれ素材や形、模様が異なるのはもちろんですが、注目すべきはボタンの穴。

このボタンの穴は、星座をイメージして開けられたものでした。

田中さんが星に見立てて穴開け、糸を通して星座を結ぶbergさん。

 

 

田中さん

「クッションブローチの後に作られたひらりブローチは、「おお!」って、いい意味で不意打ちというか。

今回のコラボではいつも作るものよりかわいらしい形を作りたいと思って。

ボタンが出来上がって送ってみたものの、やはり縫ってくれるのはbergさんなので、

悩ませているんじゃないかと。でも、こんなにすんなりいくとは思わなかったです。

ボタンの穴も単に四つ穴でも、バッテンに縫うのとまわるように縫うのとではだいぶ違って見えました。

そこが私の想像とまた違った形になったことで、さらに面白かったです。」

 

 

キャッチボールをするように、二人で作られた作品。

自分が投げたボールがどのように返ってくるのか?

お互いの趣向が違うから、返ってきたボールが新鮮で面白い。

 

 

星 と ニット

二つの素材、二人の作り手の化学反応。

 

東京の巡回展のために新たに作られている作品たちを手に取れることが、私自身楽しみでなりません。

 

 

(インタビュー:米澤あす香)

 

===========

 

berg・田中友紀 二人展

「 星 と ニット 」@東京

開催期間:2015年12月11日(金)~15日(火)
時間:11:00~18:00
場所:room103 東京都国立市北2-13-48-103
*最終日は17:00までとなります


◎星とニットのちいさなクリスマス会
星がきらめく冬の夜、音楽の演奏をたのしむクリスマス会を開きます
どなたさまもぜひ、ご参加ください
日時:12月13日(日)
時間:18:30~21:00
チャージ料金:1500円(ワンドリンクとおつまみ付き)
*ご予約不要

◎会期中、サーカスさんとひとひとてさんによる喫茶が開かれます
展示と一緒におたのしみください!
サーカス:12月13日(特別メニュー)・14日
ひとひとて:12月11日・12日(特別メニュー)・15日

 

 

展示会詳細はこちら→

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